Sony Nex系列Sony Nex-3 / Nex-5 在(2010 5/11)在全球同步發表
台灣價格出爐,預計6/3上市:
Nex-3配16mm / f2.8鏡頭:台幣16980元
Nex-3配18-55 / f3.5-5.6鏡頭,台幣18980元
Nex-3配上面雙鏡,台幣22980元

Nex-5配16mm / f2.8鏡頭:台幣20980元
Nex-5配18-55 / f3.5-5.6鏡頭,台幣22980元
Nex-5配上面雙鏡,台幣26980元

18-200mm / f3.5-6.3,價格日幣99750,約台幣3萬4,今年秋季發表


sony nex-5價格


http://article.dcview.com/newreadarticle.php?id=8836


在價位上,NEX-3 的一機一鏡組(16mm F2.8餅干鏡),價格只在NT$16,980-,跟一般的DC價位相當。


NEX-3跟NEX-5的主要差距在於NEX-5擁有FullHD 1080/60i的錄影能耐,採用AVCHD/MP4格式,而NEX-3則是720/30P,採用MP4格式。


NEX-3將有銀、黑、紅、白四種外觀。NEX-3 的一機一鏡組(18-55mm F3.5-5.6鏡頭),價格為NT$18,980-,而一機兩鏡組(16mm F2.8餅干鏡+18-55mm F3.5-5.6鏡頭),價格為NT$22,980-,而NEX-5各套組(銀、黑兩種顏色)的價格也只多了四千元。


yahoo數位達人
http://tw.user.bid.yahoo.com/tw/booth/ivylkr




【數位達人】全新 新力公司貨 Sony NEX-3 NEX3 + 16mm F2.8 KIT組 註冊送原廠包 售16980元
http://tw.page.bid.yahoo.com/tw/auction/c52107854?u=ivylkr


型號:Sony Nex-3 / Nex-5


感光元件:Sony Exmor HD CMOS,背照式,APS-C(23.4 × 15.6cm)大小
畫素:1420萬畫素
測光:評價式(25點多區式)、中央權重與點測光
快門速度:1/4000到30秒,閃光同步1/160秒
錄影品質:720p / 1080p,MPEG4
連拍:7fps
LCD:3吋,92.1萬畫素
格式:JPEG、RAW
ISO:200到12800
防手震:鏡頭防手震
鏡頭接環:Sony E
儲存:MS Pro Duo、SDHC、SDXC
色域:sRGB、Adobe RGB
輸出端子:USB、HDMI mini、AV端子
閃燈:無內建
尺寸:117.2 × 62.6 × 33.4mm
重量:金屬機身,297g(含電池與記憶卡)
顏色:Nex-3有黑、白、銀、紅4色 / Nex-5有銀、黑2色  

台灣官網:按這裡

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**http://www.sonydslr.com.tw/alpha/viewtopic.php?f=9&t=36525
1. 鏡身使用兩組馬達,其中一組是電磁式,完全靜音,錄影時不會錄到馬達聲音。

2. 轉接 Alpha 鏡頭可能無法 AF,據說是對比式對焦造成的後遺症。當然也不能防震,但電子接點可以傳遞光圈訊息。

3. 很可能大部分的副廠 Alpha 鏡頭不能轉接,KM 老鏡目前不明。

4. 25 個對焦點,是 5x5 的排列,涵蓋 90% 以上的畫面,有 3 種對焦模式。

5. LCD 可自動感應外圍光源調節亮度。

6. 18-200mm 那顆有 0.35x 的放大率,但是很重。

7. 16 餅乾重 67g,最近對焦 3.7 公分,大小為 62mm x 22.5mm,口徑 49mm

8. 3 支鏡頭是全金屬鏡身,表面包鋁皮,接環是不鏽鋼,16定無防震。

9. 鏡後距(法蘭)為 18mm,轉接環支援要看那些轉接環廠商怎麼出。

10. NEX5 有臉部辨識功能跟微笑快門,可以同時抓 8 張臉,還能分辨大人跟小孩。

11. NEX5 有對焦輔助燈,還可以手動關閉。

12. NEX5 有手動對焦功能,還可以合焦後微調。

13. NEX5 有手動對焦指示,可放大 7x 或 14x,可手動開啟。

14. NEX5 在錄影的時候,可以選擇連續追焦,或是手動對焦。

15. 錄影追焦比較慢,但是很準,而且很順。

在錄影的時候,可以選擇連續追焦,或是手動對焦 , 這就好玩了 , 光圈快門可以更新軔體吧 

型號 NEX-5
系統
相機類型 可交換鏡頭式數位相機
鏡頭相容性 Sony E-mount 系列鏡頭
影像感應器
感光元件型式 APS-C 類型(23.4 x 15.6 mm)Exmor
APS HD CMOS 感光元件,搭配 RGB 原色濾色鏡
像素 (概約值) 有效畫素約 1420 萬畫素,總像素約 1460 萬畫素
防塵系統 低通濾鏡上的抗靜電鍍膜及感光元件位移機構
紀錄-靜態影像
影像格式 JPEG(相容於 DCF v. 2.0 及 Exif v. 2.3,符合 MPF Baseline)、RAW(Sony ARW 2.2 格式),RAW & JPEG
影像尺寸 <長寬比 3:2>
L 尺寸:4592 x 3056(14M)、M 尺寸:3344 x 2224(7.4M)、S 尺寸:2288 x 1520(3.5M)

<長寬比 16:9>
L 尺寸:4592 x 2576(12M)、M 尺寸:3344 x 1872(6.3M)、S 尺寸:2288 x 1280(2.9M)
影像品質模式 RAW*、RAW* & JPEG、JPEG 精細、JPEG 標準
其他功能 創意風格:標準、鮮明、肖像、風景、日落、黑白(對比、飽和度、銳利度均有+/-3 格的調整範圍)

動態範圍功能:關、自動逆光補償(自動, 等級 1 到 5)
Auto HDR(自動曝光差異、可調整曝光差異:以 1 EV 格的差距,在 1.0 - 6.0 EV 之間調整,最高為 6 EV)
色域空間 sRGB、Adobe RGB
紀錄-動態影像
錄影格式 AVCHD,MP4
影像壓縮格式 : MPEG-4 AVC (H.264)
聲音錄製格式 : 數位杜比音效 (AC-3 ) / MPEG-4 AAC-LC
影像尺寸(像素) [1080 60i- 相容 / NTSC]
AVCHD: 1920 x 1080 (59.94i - 17Mpbs)
MP4: 1440 x 1080 (29.97 fps – 12 Mbps)
VGA: 640 x 480 (29.97 fps – 3 Mbps)
[1080 50i- 相容 / PAL]
AVCHD: 1920 x 1080 (50i - 17Mpbs)
MP4: 1440 x 1080 (25 fps – 12 Mbps)
VGA: 640 x 480 (25 fps – 3 Mbps)
對焦控制
型式 對比偵測自動對焦系統
感應範圍 EV 0  - 20(ISO 100 配備 F2.8 鏡頭)
模式 可選擇自動對焦/手動對焦。自動對焦模式:單張自動對焦、全自動對焦、連續自動對焦
靈敏度 EV 0  - 20(ISO 100 配備 F2.8 鏡頭)
對焦區域 多點 (25 點)、中央、局部
其他功能 預測控制、對焦鎖、自動對焦燈(內置,燈光範圍:配備 E16F2.8 鏡頭時約 0.5-4.0m、配備 E18-55F3.5-5.6 鏡頭時約 0.5-3.0 m)
曝光控制
測光 型式:49- 區域測定
靈敏度範圍:EV 0 - 20(ISO 100,使用 F2.8 鏡頭)
模式:多重分區側光、中央加權、點測光
曝光 模式:程式 AE(自動, i自動、P)、光圈先決(A)、快門先決(S)、手動(M)
場景選擇:肖像、風景、微距拍攝、體育活動、日落、夜間肖像/夜景、手持夜拍
曝光補償:+/-2.0 EV(以1/3EV 格的幅度進行調整)
包圍:3張連續曝光,以 0.3/0.7 EV 格的幅度進行調整
AE 鎖定:焦距鎖定 AE 同步鎖定
ISO 感光度範圍 AUTO(ISO 200 - 1600),可選擇 ISO 200 到 12800(以 1 EV 格的幅度進行調整,建議曝光指標)
LCD 顯示器
類型 7.5 公分 3.0 吋*類型,TFT(Xtra Fine LCD)TruBlack 技術
總點數 921,600 點
亮度調整 自動/手動(設定為 5 格的範圍)/晴天
涵蓋範圍 100%
可調整角度 向上約 80 度,向下約 45 度(從機背)
快門
類型 電子控制縱走式焦平面快門
速度範圍 1/4000 至 30 秒、B 快門
閃光燈同步速度 1/160 秒
過片方式
模式 單張、連續、高速連拍、自拍(可選擇 10 秒或 2 秒延遲)、連續自拍(可選擇 10 秒延遲,3/5 曝光選擇)、遙控器(選購)
連拍速度(概略值) 連拍模式:每秒 2.3 張

高速連拍模式:最高每秒 7 張

* 將視拍攝環境及所使用的記憶卡而有所不同
可拍攝張數(概略值) 精細:14 張,標準:16 張;RAW:7 張, RAW&JPEG:7 張

* 將視拍攝環境及所使用的記憶卡而有所不同
介面
PC 介面 USB2.0 高速(大量儲存設備,PTP)
HDMI 輸出 HDMI mini 接頭(Type C)、BRAVIA Sync(同步選單),支援 PhotoTV HD
錄音
麥克風 內建立體聲麥克風或 ECM-SST1 (選購)
喇叭 內建,雙聲道,從 0 到 7 共 8 段式音量調整
支援的作業系統環境
Windows Microsoft Windows XP* SP3/Windows Vista SP2**/Windows 7
* 不支援 64 位元版本及初階版本。製作碟須配備 Windows Image Master API (IMAPI) v2.0 或以上
Macintosh Mac OS X(v. 10.3-v. 10.6)
閃光燈
類型 外接式閃燈 (內附)
閃光燈指數 7(以相當於 ISO 100 時拍攝所測量的公尺)
閃光燈涵蓋範圍 16 mm(焦段列於鏡身上)
控制 P-TTL 測量
閃光燈補償 +/- 2 EV(級距為 1/3 EV)
模式 閃光燈關、自動、填充式閃光燈(Fill-flash )、慢速閃燈同步、後簾同步、自動模式與填充式閃光燈下可選擇開啟或關閉紅眼模式
閃燈包圍曝光 3 種曝光值,使用 0.3/0.7 EV 格的範圍
回電時間 約 4 秒
列印
相容標準 Exif Print、Print Image Matching III、DPOF setting
電源
電源 單顆可充電式電池組 NP-FM50。
電池效能 約可拍攝 330 張(以 CIPA 標準測試)
外接電源 充電器 BC-VW1(內附)、AC 變壓器 AC-PW20AM(選購)
其他
播放 單張(有或無拍攝資訊、RGB 直方圖& 亮部/暗部警告),6/12 張索引檢視,放大顯示模式(最高縮放 - L 尺寸:13x,M 尺寸:10x,S 尺寸:6.7x),影像方向,幻燈片
儲存媒體 Memory Stick PRO Duo/Memory Stick PRO-HG Duo/SD 記憶卡/SDHC 記憶卡/SDXC 記憶卡
雜訊抑制 長時間曝光雜訊抑制:開/關可選擇,當快門時間超過 1 秒時啟動。
高感光度雜訊抑制:ISO 1600 或更高時,可選擇高/一般。
白平衡模式 自動、日光、陰影、陰天、白熾燈、螢光燈、閃光燈、色溫/彩色濾鏡、自訂(2500-9900k 與 19 段紅/綠光補償)
重量 約 287 公克(10.1 盎司)(含電池與
Memory Stick PRO Duo
記憶卡)

約 229 公克(8.1 盎司)(僅機身)
尺寸(WxHxD) 約 110.8 x 58.8 x 38.2mm(4-5/8 x 2-3/8 x1-9/16 吋)(不含突出物)
運作溫度 0 – 40 度C



 

 

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Sony Nex系列發表了,各國評測也紛紛出爐,相信大家看得不亦樂乎,各家對畫質的結論就是邊緣偏軟,等我們拿到Sony Nex系列再對畫質詳細評測。這次想寫畫質以外的東西,國外有人在試玩過Sony Nex系列相機後,寫下了一些小心得,筆者將其整理如下,供大家參考:

1.機頭本身有兩組馬達,在錄影時很是安靜,錄影時不會錄到馬達聲
2.對焦機制本來想用Sony的相位差對焦系統,但因為相容性關係就先拿掉,未來「可能」可以透過韌體更新來支援(解封印)(編按:呼應第1點的另一組馬達,或許可以合理解釋鏡頭價格的原因
3.LCD可以依背景光源自動調整亮度
4.LCD的亮度比Alpha 550再亮上55%(編按:怎麼量的@@
5.Nex-5的臉部辨識可以分出成人與幼童的面孔
6.選單界面是由Sony Ericsson手機部門所操刀
7.錄影沒有時間限制
8.在今年七月將能支援3D錄影的韌體釋出,但只有自家的Bravia 3D電視才可以支援播放與正常顯示
9.接下來Nex系列將會統一在泰國所生產
10.Sony預估Nex系列的銷售量全球可達一千萬部
11.開機速度不快(見引用來源的review)
12.快門聲頗大(編按:跟Panasonic GF1來比不知道哪個大)

以下是筆者私心偏頗的看法,歡迎大家在回應裡指教、討論或是糾正:

1.Sony Nex是一部「可以換鏡頭」的「傻瓜相機」,隨拍生活使用OK,若是專業或工作用途,就力有未逮
2.Sony Nex不是完美的相機,但一定可以找到適合的用途與玩家
3.受到Sony Nex最大衝擊的是Ricoh GRD系列、Olympus E-Pen系列與準專業相機(Prosumer),至於GF1,筆者認為與Nex-3與Nex-5相比則是更高一階的機種,但畫質、操控與價格相對均衡,反而所受衝擊較小(使用E接環則是野心更大,但筆者的感想太過大膽,所以就不寫出)
4.操控性是筆者對Sony Nex系列較存疑的一點,而且若再加上變焦鏡(特別是18-200mm),輕巧的優勢就沒了
5.Sony Nex系列機身與鏡頭讓筆者有種「噴墨印表機」與「墨水匣」的錯覺(一切都要感謝較短的鏡後距)
6.Sony Nex系列有潛力成為「炫耀財」或「社交工具」

最後,補上謠言一則,更高階的Nex-7將會完整支援「1080p」,張數可上每秒60,720p則是可到120張,仍是沒有機身防手震,今年九月有可能面世。

 

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http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20100616_374646.html

 

第468回:デジタル一眼の新しいカタチ、SONY NEX-5の動画を試す

~ 新スタイルはデジタル一眼動画撮影を変えるか ~

 

■ デジタル一眼ムービーの夜明け

 2008年のNikon「D90」、Canon「EOS 5D Mark II」と、当連載では早いうちからデジタル一眼による動画撮影の可能性に関して検証してきた。すでに多くの方もご存じの通り、もはやEOS 5D Mark IIによる撮影はプロの間で一気に広がりを見せ、今となってはCMにドラマに番組にと、大活躍である。

 なぜこれほどまでにEOS 5D Mark IIの動画撮影がプロに受けるか、ということに関しては諸説あるが、レンズを含め周辺アクセサリで撮影スタイルが自由にカスタマイズできること、小型・安価なので海外ロケなどで使いやすいこと、35mm判撮像素子による深度表現で、絵の中のポイントを示しやすいこと、などが考えられる。しかし逆に考えると、EOS 5D Mark II以外のデジタル一眼は、動画撮影機能はまったく評価されていない。同じキヤノンのEOS 7Dですら、全力でスルーというのは面白い現象である。

 ビデオカメラと違ってスチルカメラは、プロ用・アマ用という明確な区別がない。当然ながらコンシューマでも、デジタル一眼による動画撮影の魅力に気づく人も少なくないはずで、各メーカーとも次のポイントを動画撮影機能に置き始めている。

 

NEX-5
6月始めに発売されたNEX-5は、ソニーがミラーレスデジタル一眼に踏み出してきた、最初のシリーズである。従来ミラーレス一眼は、パナソニックとオリンパスのマイクロフォーサーズ勢が人気を博してきたわけだが、ここに来てソニーの参入ということで、いよいよデジタル一眼も新勢力による競争が勃発した格好だ。

 もちろん動画撮影機能も搭載しており、レンズ交換式カメラによる新しい映像表現を楽しむことができる。今回もいつも通り、静止画にはまったく触れずただひたすら動画しか撮らないという、偏ったレポートをお送りする。新システムはどんな絵を見せてくれるのだろうか。さっそくテストしてみよう。なお、静止画サンプルは、特に断りがない限り、動画からの切り出しである。 


■ ほとんどレンズしかない斬新なデザイン

 NEX-5は、デザインからスペックに至るまで、かなり異形の存在である。ズームレンズ付きの姿を見ると、まるで普通のコンパクトデジカメに無理矢理一眼のレンズを貼り付けたような格好に見える。レンズの直径がもはやボディの高さからはみ出しているあたり、もう殆どレンズだけだ。

レンズに比べてものすごく小さいボディ 正面から見ると殆どレンズだけ

 

単焦点レンズE16mmを装着したところ
さらにレンズもボディも、拍子抜けするほど軽い。ズームレンズとボディで実測約480gである。同時リリースのレンズには、単焦点レンズもあるので、こちらを付けるとさらに軽くなる。では光学部からスペックを見ていこう。

 NEX-5のマウントは、Eマウントという新規格である。これに対応する純正レンズは今のところ、E18-55mm(35mm判換算27mm~82.5mm相当)/F3.5の3倍ズームレンズと、E16mm(同24mm相当)/F2.8の単焦点レンズのみである。

 現在のところ、ボディのみでは販売されず、E16mm F2.8とのセット「NEX-5A」、 E18-55mm F3.5-5.6 OSSとの「NEX-5K」、レンズ2本とのセット「NEX-5D」がラインナップされる。すべてオープンプライスだが、直販価格はそれぞれ、79,800円、84,800円、94,800円。

 秋にはE18-200mm(同27mm~300mm相当)/F3.5の光学11倍ズームレンズもリリースされる予定だ。また既存のαレンズが付けられるマウントアダプタも、すでに発売されている。 

【撮影レンズと画角サンプル(35mm判換算)】
撮影レンズ ワイド端 テレ端
E18-55mm  
27mm
 
82.5mm
E16mm  
24mm

 

撮像素子はAPS-Cサイズで、ミラーレス
撮像素子はAPS-Cサイズ(23.4×15.6mm)のExmor CMOSセンサーで、アスペクト比は3:2、有効画素数約1,460万画素となっている。昨年ソニーは裏面照射のExmor-Rで大ブレイクしたが、NEX-5のセンサーは裏面照射ではない。裏面照射は小さな撮像面積でないとあまり意味がないので、APS-Cサイズぐらいになれば必要ないということなのだろう。

 なおミラーレス一眼で先行するフォーサーズの撮像素子は4/3型(17.3mm×13mm)なので、APS-Cサイズのほうが広い。またフランジバックも、マイクロフォーサーズが20mmなのに対し、Eマウントは18mmである。まあ2mmぐらいはあんまり変わらないと言えば変わらないのだが、フランジバックが短いとマウントアダプタを介して使用できるレンズのバリエーションが増えるので、この方向性は歓迎したい。 

マイクは上部にある。シューは専用設計で、付属フラッシュや別売のマイクが付けられる

 マイクはボディ上部に、レンズを挟んでL-Rが分かれた位置に付けられている。アクセサリーシューに付けられる専用マイク「ECM-SST1」もあるが、今回はお借りできなかった。シューの端子に直結するので、ケーブルレスで接続できる。また指向性が90度と120度に切換ができるそうである。

 動画撮影フォーマットは、AVCHDとMP4の切り換え式で、最高で1080/30pで撮影できる。 

フォーマット 解像度 ビットレート fps サンプル
AVCHD 1,920×1,080 17Mbps 29.97  
00052.mts
(21.8MB)
MP4 1,440×1,080 12Mbps 29.97  
00017.mp4
(18.0MB)
MP4 640×480 3Mbps 29.97  
00019.mp4
(4.1MB)
編集部注:撮影した生ファイルです。再生環境はビデオカードや、ドライバ、OS、再生ソフトによって異なるため、掲載した動画の再生の保証はいたしかねます。 
また、編集部では再生環境についての個別のご質問にはお答えいたしかねますのでご了承下さい。

 液晶モニタはエッジ型LEDバックライト採用のXtra Fine3.0型で、外光の写り混みを低減したTrueBlack技術採用のものである。自動明るさ調整が可能なほか、屋外晴天モードも備える。ヒンジ部は上向きに80度、下向きに45度チルトできる。

液晶は上に80度傾く 下向きには45度

 

背面のMOVIEボタンでいつでも動画撮影可能
動画撮影は、カメラモードに係わらず背面のMOVIEボタンで録画開始・停止できる。ただし連続撮影時間は、30分以内という、ソニーのAVCDHD対応スチルカメラにお馴染みの制限がある。使用可能なメディアはMS PRO Duo、MS PRO-HG Duo、SDカード、SDHCカード、SDXCカードとなっている。

 バッテリはグリップ部のほぼ全体を占めるサイズのWシリーズ。充電器は横方向からスライドインするスタイルになっている。また別売アクセサリでACアダプタ「AC-PW20」も発売されている。 

バッテリ、メモリーカードはグリップ部底部から挿入 やや大きめのバッテリーチャージャー

 静止画機能まで含めるとまだまだスペック的には沢山書くことがあるが、今回は動画に関係するところだけに留めておく。


■ やっぱり動画はフルオート……

 ではさっそく撮影してみよう。今回はズームレンズと単焦点レンズをお借りしている。

 NEX-5はカメラ操作スタイルとして、メニューに様々な工夫を凝らしている。撮影モードは従来専用ダイヤルが付けられていたが、これもメニューの中に入れてしまった。また背景をぼかすための絞りコントロールとして、「おまかせオート」では背面ダイヤルによる「背景ぼかし」というパラメータ操作に変えることで、初心者にも優しい設計となっている。

撮影ダイヤルもメニューの中に 「背景ぼかし」コントロールを装備

 だがこれらの工夫も、動画撮影に関してはまったく意味がない。なぜならばどんなモードに設定してあっても、動画撮影をしてしまうと自動的に絞り開放、露出がフルオートになってしまうからだ。まあ絞りが開放になるところは、元々被写界深度の浅い動画を撮るためにわざわざデジタル一眼で撮影するわけだから、大抵は絞り開放で撮るのだが、露出コントロールが自分でできないという問題は、過去多くのデジタル一眼でも指摘されてきた。

 オート露出が上手ければ別に問題ないのだが、撮影ポイントによってはよろしくないことも多い。ただ、絞り、シャッタースピードの調整はできないものの、「露出補正」だけは動画撮影でも利く。動画撮影を前提に考えるならば、撮影モードは「プログラムオート」で、ヒストグラムを見ながら「露出補正」でコントロールしていくということになる。

 ただしこれは露出を固定するということではなく、いわゆるAEシフトであるため、光の変化などがあった場合には自動的に追従する。静止画的な観点からすると、光量が追従することはいいことだろうと思われるかもしれないが、動画的観点からすれば、多少光量が変わってもラティチュードで追従できる範囲ならば、露出が変わらない方が安定した動画となる。そのあたりの感性の違いが、なかなか静止画カメラ設計者には理解されない。

動画では常に絞り開放の自動露出 「露出補正」で補正することは可能

 

確かにボケるが、もう一息欲しい
画角に関しては、ズームレンズも単焦点もかなりワイドに振った設計となっており、トレンドを押さえた感じだ。ただ背景をボカすということになると、ズーム倍率3倍程度ではもう一息という感じである。せっかくAPS-Cサイズの撮像素子なので、望遠ならもっといいボケが出るはずだ。秋に発売されるという11倍ズームレンズに期待したい。

 手ぶれ補正はレンズ側で行なう設計だが、手ぶれ補正が付いているのはズームレンズのみである。もっとも単焦点は24mm相当という広角なので、手ぶれ補正があってもなくても、あまり変わらないだろうと思う。

 いつものように手ぶれ補正を試してみたが、ズームレンズは手ぶれ補正が効くものの、ハンディカムで人気となった「アクティブモード」ほどには利かない。かえってCMOS特有のローリングシャッター歪みの影響が顕著に出て、画面がぷにゃぷにゃしている。小型・軽量ではあるのだが、手持ちで歩きながら撮るような用途には向いておらず、三脚を立てて1カットずつきっちり撮っていくタイプのカメラである。


【撮影レンズと画角サンプル(35mm判換算)】
 
stab1.mpg(68.4MB)
 
stab2.mpg(68.4MB)
ズームレンズ、手ぶれ補正ありで撮影 単焦点レンズ、手ぶれ補正なしで撮影
編集部注:動画はCanopus HQ Codecで編集後、MPEG-2の50Mbpsで出力したファイルです。編集部では掲載した動画の再生の保証はいたしかねます。また、再生環境についての個別のご質問にはお答えいたしかねますのでご了承下さい。

 AFに関しても動画撮影では自由度が少なく、MF(マニュアルフォーカス)に設定したとき以外は、中央付近のAFになる。静止画撮影では、AFエリア設定でフレキシブルスポットなどが選べるのだが、動画撮影を開始したとたん、普通のAFに戻っていってしまう。まあMFでも、フォーカスアシストがあるので、それほど難しくはないが、もう少し動画に自由度が欲しい。

フレキシブルスポットでフォーカスポイントを指定していても…… 動画撮影開始後1秒ほどで中央にフォーカスが設定される

 顔検出機能も搭載しており、スマイルシャッターなども静止画では使えるが、動画ではこれまた顔検出が利かなくなる。人物撮影はなかなか大変だ。まあどうせ動画には関係ない機能ではあるが、顔検出機能の実装では納得できないポイントがある。まず「おまかせオート」以外のモードでは、「スマイルシャッター」をONにしないと、顔検出機能がONにできないことだ。自動撮影はしなくていいが、顔検出によるAF追従だけは使いたいという場合には、やりようがない。もっともそのような複雑な使い方は、写真の場合は必要ないからかもしれない。

スマイルシャッターは相変わらずいい機能だ 動画撮影では顔検出しない

 

むしろどうすれば有効になるのかが知りたい
また、機能が無効になっているパラメータを選択すると、「現在この機能は無効です」と表示されるだけだが、なぜ無効になっているのか、どうすれば有効になるのかのガイダンスも欲しいところだ。

 撮影モードを変えればいいのか、スマイルシャッターを切ればいいのか、といった関係性がわかっていないと、使いたい機能が使えないというジレンマに陥ることになるだろう。 


■ 発色は十分、圧縮に難あり?

 画質に関しても評価が必要であろう。NEX-5の場合、最高画質はAVCHDで撮影するフルHD17Mbpsである。iPadなどで編集するためにMP4で撮影、という使い方もないではないが、ビットレートが12Mbpsになるため、画質的にはもう一歩である。現時点では最高画質を楽しむためには、AVCHDでの撮影以外に選択肢がない。

 ビットレートとしてはちょっと前までのハンディカムと同じなので、大人しい絵柄では問題ないが、水面などを移すと圧縮による破綻が見られる。水面の偽色は、おそらく圧縮によるものだろう。また遠景では若干シャッキリ感が少ないように思える。味と言えば味かもしれないが、もう少し解像感が欲しいところだ。せっかくの一眼動画なのに、残念である。

水面に大量の偽色が…… 遠景はもうちょっとキレが欲しい

 画角に関してはかなり広角なレンズであるため、室内などでは撮りやすいだろう。逆にズームで3倍しかないので、遠くから人物を狙うなどの使い方は今のところ無理である。単焦点レンズのE16mmは、動画としてはかなり大胆な広角の映像が撮れるので、使い方を考えれば面白い映像になるだろう。カメラがコンパクトな上にレンズにも厚みがないので、液晶がバリアングルという点も合わせて、いろいろ面白いアングルで撮影が可能になる。

一方で近景ではすばらしい解像感を見せる 小型・薄型でアングルに自由度が増す

 

発色も自然で無理がない
動画撮影時の画角確認は液晶モニタしかないわけだが、撮影前のプレビュー画面よりも撮影中の画角のほうが若干狭くなる。一応プレビュー画面でも動画撮影時の画角のガイドが表示されるので、目安にはなる。動画撮影をメインにする場合は、静止画モードの縦横比を16:9に設定しておいたほうが、縦方向の範囲が比較的近いので、実撮影したときのイメージの差が小さくなる。

 発色に関しては特に設定を変えなくても十分で、発色の傾向としては割と素直でバランスがとれている。AFの追従性に関しては、動画用途としてはやや遅い。アングルを決めたら、マニュアルでフォーカスをとって撮影した方がいいだろう。

 暗部や低照度時のS/Nは、それほど良くない。感度設定はISO 200固定だが、動画ではおそらくAUTOに切り替わるものと思われる。裏面照射じゃないから、というのも一つの理由かもしれないが、圧縮アルゴリズムの問題も大きいだろう。

【動画サンプル】
 
sample.mpg(395MB)
 
room.mpg(130MB)
屋外サンプル 屋内サンプル。低照度時のS/Nはそれほど良くない
編集部注:動画はCanopus HQ Codecで編集後、MPEG-2の50Mbpsで出力したファイルです。編集部では掲載した動画の再生の保証はいたしかねます。また、再生環境についての個別のご質問にはお答えいたしかねますのでご了承下さい。

 


 ■ 総論

 NEX-5は元々スチルカメラであるため、写真機として評価はまた違うものがあるだろう。筆者も単純にスチルカメラとしてはかわいいサイズだし、広角も魅力的で、撮るのは楽しいだろうと思う。だが動画撮影に関しては、せっかくのハードウェアの良さがまだ十分発揮されていないという印象を受けた。動画撮影中は問答無用でフルオートになるというのは、動画初心者には有り難い機能かもしれない。だがそのオートの設定が「当たって」いれば問題ないが、そうじゃない場合の修正が難しいのは、逆に評価を下げる結果となりかねない。

 これはつまり、写真で露出の良さやフォーカス位置などの絵作りがちゃんとわかっている人は、動画を撮っても同じようにそこはわかってる、ということなのである。そこを「動画はまた別ですから」、「動画機能はオマケですから」と逃げては、本当の意味での差別化や付加価値まで成長しないのではないか。

 このことはすでに多くのデジタル一眼やネオ一眼で、指摘し続けてきたことである。コンパクトデジカメならともかく、一眼カメラで静止画は相当コントロールできるのに、動画が何にもさせてくれないのでは、撮影していて全然面白くない。これでは撮ってるというより、元々そんな風にしか写らないもので撮らされているだけである。背面のMOVIEボタンでいつでもフルオート動画撮影、というスタイルも残しつつ、ちゃんと動画を撮りたい人のためのモードがあれば、新カメラシステムの評価もずいぶん違っていたのではないかと思うと、残念だ。

 完全にフルマニュアルになるのならそれもアリかもしれないが、そこまでやるには各種設定がメニュー内に入り込みすぎている。それは写真でも同じことで、マウントアダプタでマニュアルしかできないレンズを付けたときに、結構苦労しそうだ。レンズが変えられて、背面にAVCHDのロゴが輝くカメラで一体何がさせたいのか。そこのところがまだあまり見えてこない。

 キヤノンのEOSのように、ファームウェアで成長するカメラであることを願うばかりである。

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